✳️『ツレ』の存在✳️
夜、帰宅からしばらくしてTELが鳴る。
『名駅で呑んでるからこーいっ!』っと馴れ親しんだ声。
思いつきの新年会中の大学の同期の『ツレ』たちからでした。
『いきなりかよ!』『早くいえよ!』
『今からは無理だわ』
『なんだお前は先生か?えらそうに!』
『しょせん山田健太郎だろ!』などなど
公開できないようなやりとりのこんなどうでも良い会話が、心地良かった。
知らず知らずのうちに恐縮する毎日、他人行儀になる自分、言動を慎む日々のなか、わざわざ堅苦しいかくあるべしな自分を作っていることに気づかされた。
現場に居るメンバーが代わる代わるに電話口に登場し叱咤、わずか10分の電話の時間が心地良く楽しかった。
大学の同期とはいえ10代から毎日一緒に青春を過ごし、不安しかない社会へ出てからは良き相談相手でありライバルでもある。傷の舐め合いから、本音トークの良い刺激ももらう。
気づけば皆、四十も半ば酸いも甘いも知りそれなりの立場になっている。
遠慮のない叱咤が心地よかった。
そう。しょせんは山田健太郎。
山田けんたろうから忘れていた山田健太郎にもどった時間でした。
最近は、帰宅し、子どもと遊んでいても、食事をしていてもどこかうわの空。
休みの日や夜中でもTELが鳴れば子ども達をよそに別室でペコペコお辞儀をしながら話をしている。
そんな私を見ている妻からも久しぶりにパパが大きな声で笑い楽しそうな姿を見て嬉しかったと言われました。
これも衝撃でした。
やはり、個人の領域やプライドを無造作に破壊し本来の本人を丸裸にするツレの存在や思い切り笑うことは精神衛生必要ですね。
近年の孤立が起因しIT化で増殖する陰湿で凄惨な事件はこのようなツレの存在が大きく影響すると思います。
いや~笑った。こんな時間は誠に有ること難し、有り難う。
また、こんな記事を『ツレ』たちが見たら野次られるに違いありません(^-^;
※写真は1年ほど前に息子と映画を観に行った時の名駅周辺です✨
私の幼少期と比べると本当に都会化して、その幼少期の昔にTVでみた(新宿)の景色のようです。





